花蓮で見て欲しいところはどんなところですかと聞かれたら、私が最初に思い浮かべるのは自然や原住民族文化や日本による統治時代から残されている建築物などです、と答えるでしょう。

眼前に広がる碧い太平洋とそびえ立つ中央山脈に続く山々を背にする花蓮。ここは海に行くにも山に行くにも、車で20分とはかかりません。午前中は澄んだ空気吸いながら緑溢れるハイキングコースを歩いて、午後は波の音を聴きながら海辺を散歩して心と身体を休める。そんな山と海を一日で楽しめるところです。

もうひとつ見て欲しいのは原住民族の文化です。

台湾では政府が16原住民族を認定しています。その総人口はおよそ55万人。花蓮県は、阿美(アミ)族、噶瑪蘭(クバラン)族、撒奇萊雅(サキザヤ)族、布農(ブヌン)族、太魯閣(タロコ)族、賽德克(セデック)族など原住民族の人口比率が高く、約4分の1が原住民族とされています。
そのため織物などの手工芸品、独特な味付けやイノシシの肉を使った料理など、様々な原住民族の文化を見ることが出来ます。
夏の終わりから秋の始めにかけて催される収穫を祝う豊年祭で原住民族の人たちと一緒に伝統的な踊りに参加したり、そこで彼らが作った小米酒を一緒に楽しむことも出来ます。もちろん、一年を通して観光施設などでその踊りを見ることが出来ます。

また、日本が台湾を統治していた時代に林田山から木材の切り出しをするなどの産業があり、2万人を超える日本人がこの地に居住していました。そのため当時は多くの日本式建造物が建てられ、壊されずに残ったものが近年の日本建築リニューアルブームで、数多くが文化財としてあるいは商業施設として保存、利用されています。
当時の建造物を眺め、いにしえの花蓮と日本の繋がりを感じるのも花蓮を旅行するもうひとつの楽しみ方ではないでしょうか。

これらは私が皆さんに花蓮で見て欲しいところのほんの一部です。

文:WeiWei